工場で加工し、現場で据える。その一続きが強みになる
配管工事は、材料を加工する段階と現場で据え付ける段階に分かれます。この二つを別々の手に委ねると、どうしても伝達の齟齬や手戻りが生まれやすくなります。株式会社タイシンパイピング 本社工場は、自社工場で空調配管などの加工を独自に行い、そのまま現場の据付へつなげる一貫体制をとっています。工場の加工班と現場の作業員が同じ会社の中で連携するため、図面の意図が現場までそのまま通り、仕上がりのばらつきを抑えられます。搬入してからの作業が速く進むぶん、工期の短縮にもつながっていきます。
抱えきれない規模は、協力会社との連絡網で補う
一社の人員には限りがあります。そこで効いてくるのが、協力会社との強固なホットラインです。株式会社タイシンパイピング 本社工場は、この連絡網を活かして、単独では手が回らない規模や難度の高い案件にも体制を組んで臨みます。プラント配管では薬液や蒸気、油圧、排水処理など用途の異なる工事が絡み合いますが、必要な技術を必要なだけ集められる仕組みがあれば、現場の条件が厳しくても前へ進められます。個人的には、内製の一貫体制と外部との連携を両輪で回す構えが、この会社の器用さだと感じました。
数字で見える対応の幅と、会社の背骨
守備範囲の広さは、具体的な数字にも表れます。空調工事なら3名規模から10〜20名クラスまで、製缶ならスタンションや歩廊、ステンレス製・鉄製のタンク、煙突や煙道まで対象に含まれます。こうした振れ幅を支えているのが、2018年4月設立、資本金1,000万円という事業の背骨であり、代表取締役・瀨泰二郎さんが積んだステンレス配管の経験です。愛知県東海市名和町後酉の二拠点から、全国の現場へこの体制を持ち込んでいます。


