技術を正当に評価する経営の考え方
機械設計の良し悪しは、製品の品質や性能をそのまま左右します。大和製作所は、その設計を担う技術者が力を発揮しやすいよう、評価と育成の仕組みを整えてきました。年1回の定期昇給と年2回の賞与支給実績があり、日々の技術や仕事への貢献を待遇へ反映しています。家族手当や役職手当、通勤手当といった各種手当も用意され、長く働くほど収入の土台が安定していく設計です。
業務に必要な資格については、取得にかかる費用を会社が負担する支援制度があります。経験者がさらに技術を深めるのはもちろん、未経験から入った人も段階を踏んで専門知識を身につけられます。技術者の成長を後押しする姿勢が、1972年の創業以来の設計・製造を支えてきました。
設計から据え付けまで自社で担う
大和製作所のものづくりは、設計から加工、組立、据え付けまでを自社の工場で通して行う体制が軸です。図面を描いた技術者が製造スタッフと直接やり取りするため、加工段階で課題が出てもすぐ顔を合わせて対策を練れます。外部へ製造を委託する場合に挟まる連絡の往復が、同じ工場の中では短く済みます。描いた本人が仕上がりまで追えることが、品質への目配りにもつながっています。
正直なところ、取材で印象的だったのは、設計者が現場に出て加工や組立を自分の目で確かめている姿でした。図面と現物を行き来する習慣が、実務に根ざした技術を育てています。机の上だけで完結しない設計のあり方が、ここには根づいています。
食品から自動車まで、オーダーメイドで応える
大和製作所が手掛けるのは、依頼ごとに一から描き起こす完全オーダーメイドの機械です。食品の搬送装置や自動車関連の設備など、顧客の生産ラインに合わせて一台ずつ仕様が決まります。CADを使った製図から部品の選定、組立での調整まで、一連の工程に設計者が関わります。業種が変われば求められる精度も変わるため、前提から設計を組み立てる進め方が根づいています。
たとえば食品の搬送装置なら、製品を傷めずに運ぶ動きと清掃のしやすさが問われます。自動車関連の設備であれば、繰り返しの動作に耐える精度が重視されます。同じ機械づくりでも、分野ごとに設計で気を配る点はずいぶん違ってきます。
焼津を拠点に世代を越えて
会社があるのは静岡県焼津市田尻で、国道150号線が近くを通り、駅から車でおよそ10分という立地です。現場には20代から60代まで年代の違う技術者が在籍し、ベテランの勘所が若手へ受け渡されています。据え付けや調整のための国内外への出張もあり、焼津で描いた図面が各地の現場で形になっています。代表は岡崎隆昭氏、営業時間は8:00から17:10までです。


