幅広い施工実績が支える、地域密着の仕事基盤
道路工事・造成工事・住宅や工場の基礎工事・エクステリア工事・公共建物施工——株式会社廣常工務店の手がける現場の幅は、単一の工種に特化した会社とは異なる強さを持っている。1968年の創業から半世紀超、2008年の法人化を経て積み上げてきた受注の多様性が、安定した仕事量を実現している。公共と民間の両方を動かすこの体制は、景気の波に左右されにくい。
徳島市・鳴門市・名西郡・吉野川市が中心の活動エリアで、県外では淡路島への対応実績もある。徳島県名西郡石井町に拠点を構え、代表・廣常雅彦氏のもとで日々現場に向き合う。
未経験者の「初日の不安」を仕組みで解消する指導体制
株式会社廣常工務店が採用時に求めるのは、資格でも経験でもなく「前向きに頑張ろうという気持ち」だ。必要な免許は普通自動車(AT可)のみで、専門資格は入社後に取得できる。先輩スタッフが工具の名前から順に教えてくれるため、「初日から仕事になる必要はない」という前提でスタートできる安心感がある。正社員雇用で各種手当込みの給与体系により、技術の向上が収入に反映される仕組みだ。
「工具の名前もわからない状態で入ったが、だれも嫌な顔をしなかった」という声が象徴するように、教える側の空気が職場の定着率に直結しているようだ。
建設業でほぼ残業なし——珍しい制度が生む、長く続けられる働き方
夕方に作業を終えて会社に戻り、片付けをしたらすぐ退社できる体制を株式会社廣常工務店は徹底している。GW・夏季・年末年始の長期休暇に加え、日曜定休で週の休みも確保されている。正直なところ、土木・建設の現場でこれだけ休暇制度が整っている会社を取材したのは初めてに近い。
服装面では髭・髪型・髪色・ピアスへの制限がなく、安全帯や空調服などの備品は会社から支給。入社時の個人負担を最小化する配慮が、細かいところにまで行き届いている。「趣味を諦めずに済んでいる」という声が出る職場環境は、採用活動にも好循環をもたらしているとみられる。
地元で土木を続けていくことの意味
自分が関わった道路や建物が地元に残る——この実感を株式会社廣常工務店のスタッフは繰り返し語る。数字にならない仕事の充実感が、長く働き続ける原動力になっているという構造だ。
和気あいあいとした職場で、新入りがすぐに馴染めるという声が多い。「地元で安定して働きたい」「手に職をつけたい」という思いがある人に向けて、石井町からその機会を発信し続けている会社だ。


