素材を見極める職人の目と一人完結の施工スタイル
フローリングのへこみ、ドアの擦り傷、アルミサッシの劣化——住宅内で発生する損傷の種類は想像以上に多い。トータルリペア小山は埼玉県蕨市を拠点に、こうした住まいの傷を張り替えではなく補修で整える原状回復サービスを手がけている。木材、樹脂、アルミ、カウンター素材など部材ごとに施工法を切り替えながら、違和感を残さない仕上がりを追求している。代表の小山一隆がすべての現場を一人で担当するため、判断と施工の間にブレが生まれにくい。
個人的には、下請けを一切挟まないという運営方針がかなり印象的だった。見積もり段階で現地の状態を代表自身が確認し、素材の質感や色味まで直接チェックしたうえで作業に入る流れになっている。「最初に来た人がそのまま直してくれるので安心感がある」という声が利用者から目立つ。責任の所在が明確な分、細かい要望も伝えやすい構造になっているのだろう。
蕨市発、東京・神奈川まで走る訪問対応の実際
江戸川区や中野区といった都内の現場にも出向いた実績がある。トータルリペア小山の対応エリアは蕨市を起点にさいたま市、東京、神奈川まで広がっており、移動距離で断られるケースは少ないようだ。退去後の原状回復など納期が厳しい案件でも、スケジュールを調整して短期間で仕上げる体制を維持している。
営業時間は9時から18時で、日曜も相談次第で対応を受け付けている。たとえば賃貸物件の退去立ち会い翌日に補修を入れたいといった急ぎの依頼でも、日程の融通が利くケースがあるという。平日に時間を取りづらい個人の依頼者にとって、この週末対応は選択肢を広げる要素になっている。拠点の立地自体が都心へのアクセスに優れている点も、広域対応を支えるひとつの条件だ。
料金体系と見積もりの透明さ
10円玉サイズのへこみ傷やえぐれ傷12箇所までが3時間33,000円から、24箇所までなら6時間52,800円からという設定になっている。施工時間の延長も30分あたり4,400円で追加でき、複数箇所をまとめて依頼する場合もこの枠組みの中で対応する。見積もりは無料で、現地調査のあとに正確な金額を提示する流れだ。銀行振込にも対応しており、支払い方法の面でも融通が利く。
「交換を勧められると思っていたのに、補修で済むと言われて助かった」という利用者の声がある。張り替えや部材交換と比較した場合、補修で対応できれば費用も工期も圧縮される。作業途中で追加の傷が見つかった場合にも、その場で相談しながら対応範囲を調整できる仕組みになっている。事前説明の段階で施工内容と費用感をすり合わせるため、作業開始後に想定外の請求が発生しにくい。
新築にも中古にも対応する補修という選択肢
住宅の原状回復というと賃貸の退去時を想像しがちだが、トータルリペア小山は新築物件の引き渡し前補修や中古住宅のリフレッシュにも対応している。収納家具の角の欠け、カウンター天板の傷、樹脂サッシの変色など、対象となる部材は住宅内のほぼ全域に及ぶ。素材の木目や色味に合わせて仕上げるため、補修痕が目に入りにくいと感じる利用者も多い。
ある現場では、フローリング全面の張り替えを検討していた施主が、補修対応に切り替えたことで工期を数日短縮できたというエピソードもある。部材を活かしたまま見た目を整えるアプローチは、コスト面だけでなく廃材の削減にもつながっている。トータルリペア小山が掲げているのは、傷を消すことではなく住空間全体の印象を自然に戻すという考え方だ。その姿勢が、一度依頼した顧客からの再依頼につながっているのだろう。


