競争から共創へ、発想を変える
多くのビジネス支援が「どう勝ち抜くか」を語るなかで、Tomoko Bio Style -well being-の切り口は少し違います。掲げているのは、競争ではなく共創。事業者どうしが敵ではなく応援団になり、お互いの強みを持ち寄って共に成長していく関係づくりです。石川県野々市市を拠点に、この考え方を軸としたコミュニティを育て、日々の集客や事業の基盤づくりに並走してきました。ひとりで背負い込む働き方から、支え合う働き方へ。その転換を仕組みとして提供しているところに、この事業の個性があります。
おすそわけマーケティングの実際
共創を絵に描いた餅で終わらせないための道具が、ツクツク!!!のおすそわけマーケティングです。参加する店舗や事業者が、お互いのお客様を紹介し合う。すると、自分ひとりの営業活動では届かなかった相手にまで、自然とご縁がつながっていきます。
仕組みは正しく理解して使ってこそ生きるものです。だからTomoko Bio Style -well being-は、ツールを渡して終わりにせず、それぞれの事業に合った活用の形まで一緒に組み立てます。取材で印象的だったのは、「仕組みを教える」より「その人の事業に翻訳する」という距離の取り方でした。汎用の攻略法をなぞるのではなく、目の前の一件に合わせて設計し直す。この手間のかけ方が、成果の出やすさを左右します。
アナログとデジタルを重ねる
この事業の面白さは、オンラインの効率と対面の温度を両取りしようとするところにあります。インターネットが普及したいまだからこそ、顔の見える関係やアナログのご縁の価値が増している——そんな認識が出発点にあります。ECプラットフォーム「ツクツク!!!」を使えばホームページやオンラインショップを整えられますが、それは人と人の関係を断つためではなく、むしろ結び直すための道具として位置づけられています。2026年7月に告知された「全国ご当地おすそわけマルシェ in ちば」のように、実際に集まる場も並行して大切にされてきました。
野々市を起点に
これらを支えているのが、石川県野々市市長池290番地の拠点です。IRいしかわ鉄道の野々市駅から車で約2分と通いやすく、対面での相談に応じています。運営するのは薬剤師歴30年の代表・浦上智子で、健康を土台に据えるまなざしは、集客支援だけでなくサロンEAU CALME(オーカルム)やCLUB ECO WATERの水にも通じています。競争の消耗から距離を置き、応援し合う輪の中で事業を続けたい——そう考える石川の担い手にとって、頼れる起点になっています。仕組みと人、その両方に相談できる場所は、地方ではまだ多くありません。


