(有)松岡製作所|食品から医薬品まで包む機械を一台ずつ手がける

毎日の商品を包む工程を担う

スーパーの食品も薬局の医薬品も、店頭に並ぶ前には必ず中身を包む工程を通る。(有)松岡製作所は、その包装をこなす機械を専門につくってきた草加市の会社だ。手がけるのは量産の既製品ではなく、包む対象や現場に合わせて仕様を変える一品物の自動化装置で、注文のたびに図面が新しく引かれる。
食品を袋やトレーに詰める工程、医薬品を決まった形で個包装する工程など、包む対象によって求められる動きは大きく変わる。(有)松岡製作所はそれぞれの現場条件を読み取り、その工程専用の装置を設計する。衛生への配慮が欠かせない分野だけに、人の手を介さず正確に繰り返せる機械の役割は小さくない。
扱う分野が食品や医薬品といった生活必需品であるため、包装設備を必要とする声は景気に大きく左右されにくい。(有)松岡製作所が半世紀を超えて仕事を続けてこられた背景には、この途切れにくい需要がある。包むという工程が世の中から消えない限り、装置づくりの土台も揺らがない。

精度を決める金属加工の腕

装置の心臓部となる金属部品は、鉄やステンレスなどを工作機械で削り出してつくられる。素材を削り、穴を通し、ネジを刻む加工にはマシニングセンターなどの機器が使われ、寸法のわずかな差が動作の良し悪しを分ける。部品一つの仕上がりが装置全体の完成度に響くため、加工の段階から精度に神経を注ぐ。
図面上の数字を金属の形へ落とし込む作業には、機械任せにできない読みと調整がついて回る。取材の場で個人的に唸らされたのは、ミクロン単位の狂いを詰めていく手仕事の細やかさだった。長く現場に立ってきた職人だからこそ出せる精度が、一品物の装置を成り立たせている。

設計から調整まで社内で仕上げる

(有)松岡製作所が持ち味とするのは、設計、金属の切削、部品の組み立て、動作の最終調整という流れを社内で完結させる点にある。工程を外注に分けないため、途中で仕様の見直しが出ても、その場で加工と組立が連携して手を打てる。装置の細部まで自社で握っておけることは、納めた後の対応の速さにもつながっている。人手不足の現場を自動化で支える設備を、責任を持って一貫してつくり上げる体制だ。

草加で技を継ぎ、長く働く

この技術と体制は、代表取締役の松岡淳一のもとで60年以上かけて築かれてきた。半世紀を超える蓄積を次代へ渡すため、加工職人と組立職人を正社員として迎えている。未経験からマシニングセンターを操れるまで育つ道があり、在籍の長い経験豊富な先輩が現場で支える。工場は草加市柳島町、バス停から徒歩3分ほどで交通費は全額支給、8時から17時勤務・土日祝休みの週休2日制が敷かれている。

草加 製造

ビジネス名
(有)松岡製作所
住所
〒340-0033
埼玉県草加市柳島町字谷 置227−4
松岡製作所
アクセス
TEL
048-925-0713
FAX
048-929-1744
営業時間
8:00~17:00
定休日
土曜日・日曜日・祝日
URL
https://matsuoka-seisakusho.jp