古着の棚に混ざる、自社の手仕事
Cを訪れてまず目を引くのは、古着とオリジナル商品が同じ視線の高さで並ぶ眺めです。東京都足立区西新井の古着屋でありながら、自らの手で生み出した品をこれだけ持つ店は多くありません。プリントを施したオリジナルTシャツや、「C オリジナル ACTION SOCKS」と名づけた靴下が棚に並びます。焚くと部屋の空気が入れ替わる「ORIGINAL INCENSE」まで用意され、その顔ぶれは服の枠を軽やかに越えています。ここでしか出会えない品が混ざることで、棚をめぐる時間そのものが楽しくなります。
値の張るヴィンテージに比べて手に取りやすいのも、オリジナル商品の入り口の広さです。はじめて訪れた方が、最初の一つに靴下やステッカーを選んでいく姿も浮かびます。棚の主役が入れ替わるため、先週なかった品が今日は並んでいることも珍しくありません。
コラボと小物が広げる棚の奥行き
Cのオリジナルは、Tシャツや靴下だけにとどまりません。「みかく×C Tシャツ」のように、外の作り手と組んだコラボ商品も生まれています。持ち運びに向いたPACKING DAYPACK(PA-063)や、さりげなく貼れるオリジナルステッカーといった小物も並びます。「C ORIGINAL DYE」と題した染めのアイテムまであり、棚の奥行きはなかなかのものです。手土産がわりに小物を選んでいく方の姿も想像に難くありません。
香りの品にも遊び心があり、「SCENT 04 / CURRENT」といった名がInstagramに流れてきます。服を買いに来た流れで、暮らしを彩る小物へ自然と手が伸びる仕掛けです。個人的には、この寄り道のできる品ぞろえが、Cを長居したくなる店にしていると感じました。
催しでつながる、作り手と街
Cは店の棚を、外の作り手へも開いています。「第2回伊藤商店POPUP」のようなポップアップイベントが、これまで開かれてきました。店舗で開く限定販売の告知も、Newsやオンラインの発信から届きます。オリジナル商品を軸に据えつつ、他者を招くことで棚に新しい風を通しています。西新井のヒト・コト・モノをつなぐ起点でありたいという思いが、こうした催しにもにじみます。
遠くにいてものぞける棚
西新井まで足を運べない方も、Cのオリジナルを手に取れます。BASEのオンラインショップでは、店頭と同じ品を選べます。「C オリジナル ACTION SOCKS」も、こちらのページから購入へ進めます。Instagramには「Paddle to C」や「Paddle Tie-dye Pocket Tee」といった新着が随時流れてきます。店頭とオンライン、どちらの入り口からでも、ここだけの一点にめぐり合えます。


