長距離を挟まない日勤という働き方の設計
運送の仕事と聞いて長時間の運転を思い浮かべる人は多い。明邦運輸株式会社が組み立てているのは、それとは違う近距離のルート配送だ。板橋区の本社か大宮事業所を拠点に、決まった配送先を毎日回っていく。長距離運転を行わない日勤のみの勤務なので、朝から夕方までの流れで一日が完結する。生活のリズムを整えながら勤められる点が、この働き方の核にある。
毎日同じ先を訪ねる固定ルート配送は、仕事を覚えやすいという利点も持つ。運送業界が初めての人でも、繰り返すうちに配送の流れが体に入っていく。
専用トラック支給が生む日々の快適さ
一人につき1台の専用トラックを割り当てているため、車両を他の社員と共有する必要がない。運転席まわりを自分の手に馴染ませられるうえ、車内をストレスなく使える。支給される車両にはドライブレコーダーやデジタルタコグラフが載り、タブレットの自動ナビも扱える最新設備となっている。
使う車両は2tクラスの中でも小型の平車で、荷台に屋根のないタイプだ。ミニバンやワゴン車の運転に慣れていれば扱いやすい。取材でこの装備の話を聞いて、正直ここまで一人ひとりの環境に投資している会社は珍しいと感じた。
休みと収入を両立させる勤務の組み方
勤務は完全週休2日制を基本に置く。休みは仕事内容により、土日、あるいは日曜プラス平日1日のシフト制になる。事前に申請すれば家族の行事やプライベートに合わせた調整もできる。もっと稼ぎたい月は週6日勤務へ切り替えられるため、収入を優先するか休みを優先するかを自分で選べる。
シフトは1か月ごとに希望を出して決める仕組みだ。目標とする月収に合わせて働く量を組み替えられるので、その時々の生活の事情に勤務を合わせていける。


