ただ塗るだけで終わらせない診断
愛知県知多郡美浜町の株式会社建匠が向き合うのは、目の前の塗り替えだけではない。代表の石垣克規さんは施工中も住まいの細かな問題点を見つけ出し、傷みが進む前に施主へ説明する。現場を深く理解しているからこそできる対応だ。1級塗装技能士の資格に、設計と現場監督のキャリアが重なっている点が効いている。
建物の状態や構造は一軒ごとにまったく異なるため、最適な施工方法もそれぞれ違う。株式会社建匠は施主の悩みや要望を丁寧に聞き取り、その住まいに合ったプランを組み立てる。設計や現場管理の知識を活かし、全工程をワンストップで進められる環境を用意している。磨いてきた技術を注ぎ込み、要望以上の仕上がりを形にしようとする姿勢が一貫している。
メイン塗料ウルトラTopが担う役割
株式会社建匠が現在メイン塗料として採用するのが「ウルトラTop」だ。自動車の高度な塗装技術を応用して生まれた上塗り保護材で、住宅の塗膜を長期的に守る。紫外線や経年劣化によるチョーキング現象を抑え、耐候性と耐久性を高める。メーカーを問わずあらゆる塗料に施工できる点も扱いやすさにつながっている。
この工法を組み合わせることで期待耐用年数を延ばせるほか、上塗り塗料の性能をさらに高めるオプションを加えると耐用年数を10年以上引き延ばせる見込みが立つ。そのため依頼する施主の約9割がこの選択をしている。数字が示すとおり、住まいをできるだけ長く持たせたいという要望に対する現実的な答えとして機能している。予算と希望する耐久年数の兼ね合いを見ながら、最適な高耐久塗料を提案していく。
屋根の見えない部分まで手を抜かない
下から見えにくい屋根だからこそ、株式会社建匠は一切の妥協を許さない。高圧洗浄で苔や汚れを落とし、板金部分にサビ止めと接着剤となる下地材を塗る。過酷な紫外線を受ける屋根には外壁と同じ耐久性塗料を提案し、下塗り1回・上塗り2回で強固に仕上げる。さらにトップコートを施すことで塗膜の寿命を大きく延ばし、コケやカビが付きにくい状態に整える。
細やかさは仕上げにも及ぶ。塗料によって瓦同士がくっつくと雨漏りの原因になるため、施工後には隙間を一つずつ丁寧に剥がしていく。見えない場所まで品質にこだわるこの姿勢が、屋根塗装の耐久性を支えている。職人の目と現場管理者の目、両方で仕上がりを確認するからこそ徹底できる工程だと言える。


