ブライダルから入学祝いまで、記念を刻む
石に刻む記念品は、弔いのためだけのものではありません。タカプランニングには、結婚式のブライダル用の絵柄や、七五三、入学祝いといった子どもの節目を刻む注文が届きます。人生の晴れの日を、写真やデータだけでなく手で触れられる形にしたい——そんな相談から一枚が生まれます。喜びや決意の瞬間を、時間が経っても色褪せにくい石に移し替えるという考え方です。写真では残しきれない質感が、石の一枚には宿ります。
絵柄見本には、字彫り彫刻用のデザインとブライダル用のデザインがそろっています。掲載されているもの以外にも花やイラストが用意され、手持ちのイラストや写真を持ち込んでの加工も相談できます。組み合わせは希望に合わせて決められるため、二人の記念日にちなんだ図柄を選ぶこともできます。石の色と絵柄の相性を見ながら、方向性を一緒に固めていきます。
ペットとの日々も、同じ手法で形に
家族として過ごしてきたペットの思い出を、石に残す注文も受けています。リビングの棚やサイドボードなど、いつも過ごしていた空間に馴染むサイズなので、小さな骨壷を傍らに置いて供養するのにも向いています。生前よく眺めていた窓辺や、日向ぼっこをしていたお気に入りの場所に、その姿を感じられる一枚を置く。そういう飾り方を選ぶ人もいます。大きさは手のひらほどなので、置き場所に困りません。
取材で作例を見ていて、個人的にはペットの写真を点彫りにした一枚の柔らかさが心に残った。毛並みの濃淡が点の粗密で表され、写真そのままとは違うあたたかみが出ていた。人だけでなく、ともに暮らした動物の記憶も同じ製法で残せる。用途を限らない懐の広さが、この品の使われ方を広げています。
ロゴや言葉を刻む、贈り物としての一枚
刻む対象は、人や動物の姿だけではありません。故人が長く経営に関わった会社のロゴや、生前好んだ言葉を石に刻む注文もあります。お店のロゴマークやQRコードを入れて、開業の記念に据える使い方も選べます。硬質な石の面にロゴのラインまで丁寧に写し取ることで、形のない想いが目に見えるものに変わります。
書体ひとつで変わる、言葉の表情
石に刻む言葉は、書体によって受ける印象が変わります。楷書体や行書体、ゴシック体、明朝体などがあり、同じ言葉でも力強さやあたたかみといった表情が違ってきます。故人の好んだ言葉、企業のロゴ、記念のメッセージなど、刻む内容に合わせて希望に近い書体を選べます。英数字にも対応しているため、記念日や名前をアルファベットで入れることもできます。刻む言葉が決まったら、その内容に一番合う書体を一緒に選びます。
どの絵柄や書体を選ぶかは、専用の見本ページを見ながら相談できます。タカプランニングの窓口は022-794-7927で、営業は10時から17時、日曜と祝日が定休です。掲載にない図柄や、持ち込みの原稿についても、加工が難しい場合はその旨を伝えたうえで一緒に方法を探ります。祝う日も別れの日も、同じ工房で一枚ずつ形にしていきます。


