作り直しになりがちなロゴを、最初から長く使える形に
多くの会社が、数年でロゴを作り替える羽目になる。安く早く仕上げた記号ほど、事業が育つ頃には古びたり、他社と紛らわしくなったりするからだ。CHICSはそうした後戻りを避けるため、商標登録まで見据えた提案を制作の入り口から組み込んでいる。東京・世田谷区北沢を拠点に、法的な衝突を避けながら独自性の高いデザインへ寄せる進め方をとっている。
一枚のロゴは、名刺や封筒をはじめ、広告にまで姿を変えて長く企業に付き添う。だからこそCHICSは図案を描いて終わりにせず、ロゴマークを軸にしたVI開発として全体の見え方まで設計する。VIとは企業の思想や理念を視覚に置き換えたもので、媒体が変わっても崩れない一貫性が信頼感を支える。最初の設計が甘いと後で全部やり直しになるだけに、ここに時間をかける意味は大きい。
途中で担当が替わらないから、想いが目減りしない
制作を頼んで一番怖いのは、話が伝言で薄まっていくことだ。CHICSではヒアリングから納品まで同じ担当者が付き通すため、最初に語った想いが最後まで濁らずに通る。初回の打ち合わせはビデオ通話で行い、遠方でも密度を落とさず話を詰められる。個人的には、この担当固定という地味な約束が、仕上がりの一貫性を静かに支えていると感じた。
制作中の修正には、回数の上限を設けていない。納得のいく線に達するまで描き直しに応じる構えで、費用や工数を盾に打ち切ることをしない。月の受注を6件に絞っているからこそ、一社にこれだけの手数を割ける計算になる。急かされずに詰められるぶん、依頼する側も落ち着いて判断できる。
発注前に金額も段取りも見えているという安心
CHICSは無料の提案を行っていない。最初の提案は、発注のうえで料金の50%を入金してから動き出す流れで、この段取りが打ち合わせの冒頭で示される。提示は2案から3案が基本で、複数を気に入れば追加料金で全案を引き取ることもできる。守秘義務契約や業務委託契約の締結にも応じるため、社外秘を含む案件でも進めやすい。
業種を問わず積み上げた、顔ぶれの広い実績
これまでの仕事には、業態の異なるブランドがずらりと並ぶ。中野工務店のロゴマークや、Catatsumuriのロゴとショップカードなどはその一例だ。speranza株式会社の牛と米のように、名前から世界観を立ち上げる案件も手がけてきた。堅い工務店から柔らかい屋号まで、扱う表情の幅がそのまま経験の厚みになっている。
納品後のフォローも、実績を支える土台のひとつだ。データ管理を徹底しているため、名刺の在庫が切れても電話一本で増刷を回せる。ロゴを活かした名刺や封筒の印刷まで引き受けるので、媒体が増えても見え方が散らからない。作って渡して終わり、にしない姿勢が長い付き合いを生んでいる。


